月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年9月9日(日)

詩編143編 神が共におられることを信じて

主よ、早く答えてください
わたしの霊は絶え入りそうです。
御顔をわたしに隠さないでください。
わたしはさながら墓穴に下る者です。(詩編143:7)

 「主よ、早く答えてください」との祈りは、事柄の早い解決を求めているというよりも、事柄の切迫した状況を背景にしています。本当に、主が助けてくださらなければ、死の危険があるということです。しかも、祈る者の思いは、絶望の淵にあり、神が共におられることにただ救いを求めています。

 苦難のなかで、私たちが祈るとき、手がかりとなることは、神のなさった救いの御業を思い起こしつつ、私たちの魂を主に向けて祈ることです(5、6節)。そのようにして、神が私たちと共におられることによる、深い安らぎと喜びが与えられます。

 主イエス・キリストは、私たちを救うために、人となって、この地上に来てくださいました。十字架にかかって死なれ、墓に葬られ、墓を破って復活してくださいました。私たちは、この神が成し遂げてくださった救いの御業を思い起こしながら、魂を主に向けて祈ることができます。神の恵みが届かない苦悩は、どこにもありません。信じて祈りましょう。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2012 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.