月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年9月13日(木)

ルカ20章 愛する息子を送るほどに

そこで、ぶどう園の主人は言った。「どうしようか。わたしの愛する息子を送ってみよう。この子ならたぶん敬ってくれるだろう。」(ルカ20:13)

 「ぶどう園と農夫」のたとえには、まことに驚くべきことが記されています。驚くべきこととは、農夫たちが主人から送られてきた僕を侮辱したり、殺してしまったということではありません。驚くべきことは、主人が繰り返し、僕を送っていることです。主人は農夫たちを一瞬に滅ぼすことができる力を持っていますが、その力を行使せずに、恵みに招き続けます。

 それだけではありません。主人はさらに驚くべきことを行います。「どうしようか。わたしの愛する息子を送ってみよう。この子ならたぶん敬ってくれるだろう。」この主人の行動は、常軌を逸した愚かな行動と言わねばなりません。今まで僕たちを侮辱したり、殺したりした農夫たちが息子を敬ってくれることなど絶対にありえないことだからです。

 主イエスはこの愚かな主人こそ神だと言います。愛とは、時として、徹底的に愚かになることです。裏切られてもなお信じ、受け入れ難きを受け入れる。私たちに対する神の愛とはそのようなものです。

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