月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年10月24日(水)

歴代下17-18章 災いを告げる預言者ミカヤ

ミカヤは、「主は生きておられる。わたしの神が言われる事をわたしは告げる」と言って、王のもとに来た。(歴代下18:13-14)

 王国時代は神の預言者たちが活躍します。けれども、国の宗教が堕落している時代に預言の真偽を巡って王も民衆も混乱しました。イムラの子ミカヤは、そうした混乱の中で真実を語った預言者ですが、その内容は「災い」でした。

 イスラエルとユダの王がサマリアで会談した際、アハブは四百人の預言者たちを召集します。誰もが異口同音に戦争の勝利を告げるのを聞いて、ユダの王ヨシャファトは真実な御言葉を求めます。そこで呼び出されたのがミカヤです。彼はヨシャファトの要請に信仰を見てとり、自分が天で見聞きした真実を王たちに告げます。そのため、ミカヤはアハブ王の怒りを買い、幽閉の身となりました。多くの預言者が味わった苦難は、人が自分に都合の悪いことを聞きたがらないことによります。

 預言者が語った裁きは、罪の悔い改めを迫る神の声です。どんなに耳触りの良い言葉で慰めや励ましを受けても、偽りには人を救う力はありません。神の声を聞く者にのみ、命が与えられます。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2012 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.