月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年11月5日(月)

歴代下26章 アザルヤと勇敢な祭司

「ウジヤよ、あなたは主に香をたくことができない。香をたくのは聖別されたアロンの子孫、祭司である。この聖所から出て行きなさい。あなたは主に背いたのだ。主なる神からそのような栄誉を受ける資格はあなたにはない。」(歴代下26:18)

 ウジヤの名は「主はわが力」という意味です。若くして王位につき、軍事・農業の両面に亘って国力を増強させました。「遠くにまで及んだ」と言われる王の名声は、まさに主なる神がウジヤの力になってくださったからでした。

 52年にも及ぶ長い統治は、預言者の諭しを受けて主の目に適うことを行ったからに違いありません。けれどもウジヤは自分の権力に驕り高ぶって、神殿で香をたこうとしました。それはアロンの子孫である祭司だけに許されていたことでした。それを理解しない権力の驕りは結局国を滅ぼします。

 王の前に立ちはだかったのは祭司アザルヤと80人の勇敢な祭司たちでした。政治的権力が宗教的領域にも手を伸ばし、これを自分の思うままにしようとするとき、聖なる民は命をはってそれを食い止めようとしました。祭司たちが命をかけた聖なる領域には、民の命がかかっているからです。神は祭司たちの勇気に応え、ウジヤを重い病によって退けます。神は今もその勇気を教会に求めています。

コントローラ


スマートフォンの方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2012 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.