月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年11月10日(土)

黙示録9章 悔い改めない人びと

これらの災いに遭っても殺されずに残った人間は、自分の手で造ったものについて悔い改めず、なおも、悪霊どもや、金、銀、銅、石、木それぞれで造った偶像を礼拝することをやめなかった。このような偶像は、見ることも、聞くことも、歩くこともできないものである。また彼らは人を殺すこと、まじない、みだらな行い、盗みを悔い改めなかった。(黙示録9:20-21)

 七つのラッパが吹かれると、大地と海、川と天空が大きく損なわれます。人間の生存基盤である自然環境が損なわれることは、人間の罪の結果であり、神の裁きです。

 第五のラッパが吹かれると、煙の中からいなごが出て来て人間を襲います。第六のラッパが吹かれると、つながれていたサタン的な存在、堕落した天使が解放され、人間の三分の一が殺されます。三分の一の殺害は、生き残る三分の二の者への警告としても用いられます。

 先の世界大戦で、世界中で何千万という人が殺されました。日本だけでも、どれほど多くの人たちが死んだことでしょう。20世紀は、歴史上、最多の戦死者を出しました。これらがすべて神の警告です。

 9章は、殺されずに残った人間は、それでも偶像礼拝をやめず、悔い改めなかった、と語ります。過去の罪科よりむしろ、今生きる者の罪が問われています。小羊の怒りの前に準備が必要です。黙示録は、神の怒りから逃れる道を私たちに教えています。

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