月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年11月14日(水)

歴代下36章 エルサレムの安息

こうして主がエレミヤの口を通して告げられた言葉が実現し、この地はついに安息を取り戻した。その荒廃の全期間を通じて地は安息を得、七十年の年月が満ちた。(歴代下36:21)

 ヨシヤはエジプト王ネコに殺され、ユダ王国は大国の間で引き裂かれて終りを迎えます。新しい時代の覇権を手にしたのはバビロンでした。この最期に立ち会った預言者はエレミヤでしたが、ユダ王国の最後の王となったゼデキヤにはエレミヤを通して語られた主の言葉はもはや通じませんでした。

 ネブカドネツァルの軍隊によってユダの王座は取り去られ、神殿は焼き払われ、嗣業の地からも遠ざけられて、イスラエルの民の主だった者は遠くバビロンで捕囚の民として暮らすこととなりました。それはかつてマナセ王が経験したように、主の裁きを深く心に留めて真の信仰をもって主に立ち帰る、悔い改めの期間でした。

 王たちが信仰と不信仰の戦いを繰り広げたユダの地は一旦終りを迎え、ようやく安息を取り戻しました。それは新たな時代の始まりを意味します。ペルシアの支配のもとで生き残ったユダヤの民は、再び約束の地を目指し、神殿の再建を夢見て旅に出ます。安息の喜びこそ、民たちの信仰の力となります。

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