月刊誌リジョイス 聖書日課 2012年11月25日(日)

箴言28章 常に恐れを抱く幸い

罪を隠している者は栄えない。
告白して罪を捨てる者は憐れみを受ける。
いかに幸いなことか、常に恐れを抱いている人。
心の頑な者は苦難に陥る。(箴言28:13-14)

 箴言の中では、神を畏れることと物事を怖がることとは区別されています。神を畏れることは知恵あることとして勧められていますが、恐怖心については積極的な意味で登場することはありません。しかし、ここでは「恐怖心」という意味での「恐れ」を抱くことが、どれほど幸いか、と述べています。

 このことを正しく理解するには、その次の行にも目を留めなければなりません。「常に恐れを抱いている人」と比べられているのは「心の頑な者」です。箴言はあえてこの二人を並べています。その意味をさらに理解するためには、もう一つ前の節にも目を留めることが大切です。そこには「罪を隠している者」と「告白して罪を捨てる者」とが比べられています。

 「罪を隠している者」を「心の頑な者」と、「告白して罪を捨てる者」を「常に恐れを抱いている人」と関連付けて読むならば、箴言の言おうとしていることがおのずと明らかになります。罪に対する神の裁きを恐れなければ、人は罪から離れる機会を失ってしまいます。

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