月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年1月7日(月)

創世記4章 負いきれない罪

カインは主に言った。
「わたしの罪は重すぎて負いきれません。今日、あなたがわたしをこの土地から追放なさり、わたしが御顔から隠されて、地上をさまよい、さすらう者となってしまえば、わたしに出会う者はだれであれ、わたしを殺すでしょう。」(創世記4:13-14)

 アダムの罪によって生じた敵意は、長男カインにも引き継がれました。カインは、自分の献げ物が神の目に留まらなかったことに激しく怒ったのです。その結果、彼は弟アベルに敵意を抱き、弟を殺してしまいました。

 しかし、カインの殺人の罪はそれだけで終わりませんでした。「目には目を、歯には歯を」という復讐の連鎖が、大地にもたらされました。カイン自身もその中で、死の恐怖に怯えながら地上をさまよう者となってしまったのです。

 カインは主に言います。「わたしの罪は重すぎて負いきれません。」こう告白するカインは、罪人である人間の姿です。誰も自分の罪を負うことなどできません。負いきれない罪を抱えながら、互いに憎み合い、傷つけ合っています。

 主イエスはこの負いきれない罪を負うために、世に来て、十字架にかかってくださいました。主の十字架こそが、人間を敵意と復讐の連鎖から解放してくれます。どうか、あなたの罪と重荷のすべてを主に委ねてください。

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