月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年3月1日(金)

マタイ23章 偽善に気をつけなさい

「しかし、彼らの行いは、見倣ってはならない。…そのすることは、すべて人に見せるためである。…だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」(マタイ23:3,5,12)

 律法学者とファリサイ派の人々は、神に対する熱心と知識を誇っていましたが、その心と行いは神の御心から遠く離れたものでした。それを鋭く見抜いておられた主イエスは、彼らを「偽善者」と呼び、その罪と誤りを容赦なく指摘されました。

 彼らはその偽りの教義によって人々を天国から遠ざけるので、災いです(13節)。また彼らの本末転倒の奇妙な物の考え方と実践は「ものの見えない案内人」そのものです(16〜24節)。外面は取り繕って正しく見えていても、内面は自己顕示欲や貪欲や放縦に満ちており、「白く塗った墓」に例えられます(25〜28節)。主イエスを亡き者にしようとする彼らは「蝮の子ら」(29〜36節)です。

 偽善とは、本心を偽る見せかけだけの善行です。私たちは、信仰者といえども、これに陥りやすく、また、しばしば他人の偽善に欺かれます。しかし神はすべてのことをご存じであり、神が欺かれることはありません。心して神の御前に歩んでいることを覚え、謙遜に生きる者でありたいと思います。

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