月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年4月1日(月)

創世記47章 130年の短い生涯

ファラオが、「あなたは何歳におなりですか」とヤコブに語りかけると、ヤコブはファラオに答えた。
「わたしの旅路の年月は130年です。わたしの生涯の年月は短く、苦しみ多く、わたしの先祖たちの生涯や旅路の年月には及びません。」
ヤコブは、別れの挨拶をして、ファラオの前から退出した。(創世記47:8-10)

 若い時には、一日は長く、10年20年という年月は、永遠のように思われました。しかし、やがて、10年20年という年月があっという間に過ぎ去り、私たちはそこで何程のこともできないことを知らされます。もっと長く働けたら、もっと結果を出せるだろうにと思うのですが、おそらく100年、200年と生きて働いても、結果としてその短さと私たちの無力さを思い知らされるだけのことでしょう。

 ではヤコブは、自分の人生がはかない、意味の無いものであると絶望しているのでしょうか。そうではありません。彼には希望がありました。それは、永遠に彼と共におられる神が、彼を約束の地に連れ帰ってくださるという約束でした。いよいよその生涯を終えようとする時に、ヤコブは息子ヨセフに自分をエジプトではなく、約束の地にある「先祖たちの墓に葬ってほしい」(30節)と願い、誓わせます。

 私たちの地上の生涯は、どれほど長くともやがて終わるもの、はかないものに過ぎません。しかし、私たちの希望は永遠の神にあるのです。

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