月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年5月17日(金)

1コリント15章 天国の待合室

「死は勝利にのみ込まれた。
死よ、お前の勝利はどこにあるのか。
死よ、お前のとげはどこにあるのか。」…
わたしたちの主イエス・キリストによってわたしたちに勝利を賜る神に、感謝しよう。(1コリント15:54-55,57)

 人は誰でも一度この世に生まれてきたように、必ず死を迎えなければなりません。それは、私たちのこの世における終焉であり、またそれは人生最大の課題であり、敵でもあります。クリスチャンはキリストの復活を信じ、また聖書の約束どおりに、死からのよみがえりをキリストの復活に重ね合わせて希望を抱き、生きています。しかし、やはり、死と向き合うときは焦燥感や不安を拭いきれないことがあるのです。

 わたしが奉仕させていただいているキリスト教の精神に基づく老人ホームでは、葬儀のとき、皆が、自分たちの施設のことを、「ここは天国の待合室だから希望がある」と互いに言い交わし、「また天国で会うことができますね」と別れの悲しみの涙を流しながらも笑顔で語り合っていることがあります。なんと麗しい姿でしょうか。ですから、このホームは、「天国の待合室」とも呼ばれています。

 誰でも歳を重ね、人生のたそがれ時を迎えますが、クリスチャンにとって、教会こそ「天国の待合室」と呼べるのではないでしょうか。

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