月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年5月28日(火)

エゼキエル27章 挽歌ではなく新しい歌を

「また嘆きの声をあげて、哀歌をうたい
お前のために挽歌をうたう。
誰が海の真ん中で
ティルスと同じようになっただろうか。」(エゼキエル27:32)

 ティルスが、豪華な商船に例えて語られています。船は美しく魅力に溢れ、熟練した水夫が乗組員となり、そこでは多くの商品のやり取りがなされました。しかし、主は預言者に、そのようなティルスに対して嘆きの歌をうたうよう命じます。

 ティルスという豪華な船は、主の前にあっけなく打ち砕かれるようなものでした。そこでは、水夫たちが叫び声を上げています。また、櫂をこぐ者たちはその船から降り、船乗りと水夫たちもティルスをしのんで泣き叫んでいます。ティルスという栄華を誇った船は、完全に沈没します。

 私たち人間の思いもまた、ティルスのように果てしなく自分自身の繁栄や、自分自身の誇りを探し求めているところがあるのではないでしょうか。そのような私たちのためにもこの預言者の挽歌はうたわれています。

 主イエス・キリストは、そのような私たちの罪の嘆きと悲しみをすべて担い、十字架上で死んでくださいました。このキリストの贖いのゆえに私たちは新しい歌をうたうことができるようにされています。

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