月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年5月30日(木)

エゼキエル29章 真の悔い改めへ

「イスラエルの家は、もはや、彼らに頼らず、かつて彼らを頼みにして犯した罪を思い起こす。そのとき、彼らはわたしが主なる神であることを知るようになる。」(エゼキエル29:16)

 29章からは、エジプトへの裁きが語られます。王ファラオは、「ナイル川の真ん中に横たわる巨大なわに」(3節)と言われています。彼は、ナイルは自分が造ったものだと豪語します。まるで自分が創造主であるかのように語り、自分が神であるかのように振舞います。

 しかし、同時にここで問われているのは、そのようなエジプトの目に見える力に頼り切っていたイスラエルの民の姿勢です。エジプトは主なる神の前では「葦の杖」にすぎず(6節)、手でつかむと折れ、寄りかかれば裂けるようなもろいものなのに、イスラエルは自分たちの歩みをエジプトに託していました。主への信仰は失われていたのです。

 私たちは、イスラエルのように、どうしても目に見えるものに心を奪われます。主以外のものに依り頼もうとする罪があります。しかし、主なる神は私たちに自分たちの罪を思い起こさせ、私たちの神への信仰を新しくしてくださいます。

 自分自身の罪を知らされ、自らが神の前に悔い砕かれる中で真の救いであるキリストを仰ぐところに、私たちの幸いがあります。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2013 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.