コロサイ1章　万物は御子において造られた

御子は、見えない神の姿であり、すべてのものが造られる前に生まれた方です。天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、王座も主権も、支配も権威も、万物は御子において造られたからです。つまり、万物は御子によって、御子のために造られました。（コロサイ1:15-16）

　パウロは、訪れたことのないコロサイの信徒たちに宛てて、この手紙を記しています。パウロは、コロサイの信徒たちがキリスト・イエスにおいて持っている信仰とすべての聖なる者たちに対して抱いている愛について聞き、会っていないにもかかわらず感謝を込めて長い執り成しの祈りをささげます。その中で、まことに豊かなキリストについての教えが記されています。

　ヨハネは、イエス・キリストを言（ことば）と言い表しましたが、パウロは、イエス・キリストを御子と呼び、「見えない神の姿であり、すべてのものが造られる前に生まれた方」と言い表しています。そして、万物が御子において造られたことを宣言するのです。

　イエス・キリストは、最初の被造物ではなく、創造主なる神の御子です。神は御子において、万物を造られました。つまり、万物は御子によって、御子のために造られたのです。

　私たちがこの地でイエス・キリストのために生きていることは、神の創造の目的に適った、ふさわしいことなのです。

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