月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年8月20日(火)

士師11章 御子を献げ物とした主

「もしあなたがアンモン人をわたしの手に渡してくださるなら…わたしの家の戸口からわたしを迎えに出て来る者を主のものといたします」。(士師11:30-31)

 「主がもしこうしてくださるなら、わたしはこういたします」。それは、ひたすらな祈りではなく、協力と取り引きの申し出です。主が立てられた士師エフタは、イスラエルのために働きましたが、その中で大きな過ちも犯しました。取り引きをしたのです。

 エフタが主に立てた誓いは、悲劇に終わりました。戦いに勝利して家に帰ったエフタを出迎えたのは、思いもよらぬことに、愛する一人娘だったのです。主に立てた誓いを守ろうとして、愛する一人娘をささげた父。父が主に誓ったことを知って、父の誓いに従う決意をする娘。切ない父と娘の姿がここにあります。

 主は勝利をお与えになるのに、人間の協力を必要となさいません。救いをお与えになるのに、人間の手助けを必要となさいません。もし主が焼き尽くす献げ物を必要とされるなら、それは自ら用意なさるのです(創22章14節)。

 「神はこのキリストを立て、その血によって信じる者のために罪を償う供え物となさいました」(ロマ3章25節)。

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