月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年8月21日(水)

士師12章 何を喜びとするか

その後、ゼブルンの人エロンが、士師としてイスラエルを裁いた。彼は十年間、イスラエルを裁いた。(士師12:11)

 偉大な士師エフタの働きが描かれた後、イブツァン、エロン、アブドンという三人の士師が登場します。イブツァンの多くの息子や娘たちは、それぞれに一族以外から娶り、嫁いだので、子孫が増え広がっていったことが分かります。アブドンには、多くの息子と孫がいて、たくさんのロバも飼われていましたから、大家族がつくられたことが分かります。それもまた、士師として果たし得た働きでしょう。

 ところが、この二人に挟まれているエロンについては、息子や娘たち、ロバのことなど何も記されません。そのせいで、他の二人に比べて数年長く主からの務めを任されたことさえ見逃されがちです。その10年の働きも、主のみがご存じなのです。

 主イエスが、七十二人の弟子たちを遣わされたときのことを思い起こします。主のお名前による働きの偉大さを誇った弟子たちに、主イエスは諭されました。「悪霊があなたがたに服従するからといって、喜んではならない。むしろ、あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい」(ルカ10章20節)。

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