月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年8月31日(土)

2コリント2章 感謝します

神に感謝します。神は、わたしたちをいつもキリストの勝利の行進に連ならせ、わたしたちを通じて至るところに、キリストを知るという知識の香りを漂わせてくださいます。(2コリント2:14)

 「神に感謝します」と14節には記されています。しかし、人間的に言うなら、パウロはこのとき感謝できる状況にはなかったと思われます。反対者たちからの中傷、教会内の困難な問題が、重くのしかかっていたからです。しかし、そこでパウロは「神に感謝します」と言っています。

 なぜでしょうか。ここでパウロは、二つのことを感謝の理由として述べています。

 一つは、「キリストの勝利の行進に連ならせ」てくださっていることです。十字架におかかりになった主イエスは罪と死に打ち勝ち、神の右に坐しておられます。このキリストを頭とする教会は勝利の行進に連なる恵みにあずかっています。

 もう一つはキリスト者たちによって「キリストを知るという知識の香りを漂わせて」くださることです。罪と破れのある私たちが、キリストを証しするものとされます。これらのことはすべて霊の目を開かれて、見い出すことができることです。私たちは、肉の目に見える現実だけを感謝するだけではありません。霊の目を開かれてはじめてできる感謝があります。

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