月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年9月2日(月)

士師18章 ダン部族の偶像崇拝

そのころ、イスラエルには王がいなかった。またそのころ、ダンの部族は住み着くための嗣業の地を捜し求めていた。そのころまで、彼らにはイスラエル諸部族の中で嗣業の地が割り当てられていなかったからである。(士師18:1)

 今日の箇所は時代的背景として、「そのころ、イスラエルには王がいなかった」(1節)と語っています。この言葉はダン部族の偶像崇拝の罪の起源と不法的な特性に気づかせてくれます。

 かつて、ダンの部族は嗣業の土地を受けましたが(ヨシュ19章40〜46節)、それを守ることができず、彼らは自分たちの住む新しい土地を探しています。その中で、彼らはミカの偶像を奪い取り、またミカの無資格の祭司を懐柔し、自分の部族の祭司として立てます。結局、ダンの人びとは偶像崇拝の罪に陥ってしまいます。それゆえ、今日の御言葉の最後には「ずっと彼らはミカの造った彫像を保っていた」(31節)と語るのです。

 私たちはここで少なくとも二つの点に気づかされます。その一つは、偶像崇拝は「神の恵み」を軽んじる時に始まるということです。もう一つは、偶像崇拝の罪に立ち向かうために、「御言葉と聖霊」に頼ることが必要であるということです。毎日の信徒の生き方には「キリスト中心」が求められます。

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