月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年10月12日(土)

1ペトロ2章 旅人・仮住まいの身

愛する人たち、あなたがたに勧めます。いわば旅人であり、仮住まいの身なのですから、魂に戦いを挑む肉の欲を避けなさい。また、異教徒の間で立派に生活しなさい。そうすれば、…あなたがたの立派な行いをよく見て、訪れの日に神をあがめるようになります。(1ペトロ2:11-12)

 ペトロは言います。この世にあってキリスト者は、救いの完成に向かう「旅人」、「仮住まいの身」なのだ、と。旅人は、一時的に身を寄せているだけの、考えようによっては、不利な状態です。いつ襲われるかわからないし、異国の地で道に迷うこと、戸惑うこともありましょう。土地所有を夢見る誘惑とも闘わなければなりません。反面、領土争いや権力闘争のトラブルから解放され自由です。

 また、旅には不思議な魅力があります。旅人には未知の事柄に対する好奇心があります。キリスト者の旅路に待ち受ける「未知の事柄」は、神の「訪れの日」(12節)です。このすばらしいゴールが、私たちの歩みの中で、霊の戦いを生みます。

 ペトロは、「肉の欲を避けなさい」、「異教徒の間で立派に生活しなさい」と前向きな生き方を勧告しています。「魂に戦いを挑む肉の欲」とは、「魂に逆らって戦いを挑んで来るどんなものでも」という、力を込めた言い方です。周囲の未だキリスト教徒ではない人びとのためにも、私たちの生き方は、大きな意義と責任があるのだ、とペトロは言っています。

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