月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年10月20日(日)

詩編32編 神に従い、喜び躍れ

神に逆らう者は悩みが多く
主に信頼する者は慈しみに囲まれる。
神に従う人よ、主によって喜び躍れ。
すべて心の正しい人よ、喜びの声をあげよ。(詩編32:10-11)

 ダビデは血筋、家柄、教養、能力などに一切関係なくイスラエルの王として神から選ばれました。使徒パウロはローマの信徒への手紙4章でこの詩編の1節を引用して、ダビデもただ神の憐みにより一方的に義と認められたと記しています。

 ダビデは王でしたが、私たちと同じ罪人でした。神の御前に大きな罪を犯したとき、心から悔い改めるまでは苦しみが重く、衰えるばかりであったことを告白しています。その罪が赦された者は何と幸いなことでしょうか。絶え入るばかりの状態から、一転して神の慈しみに生かされるのですから、歓喜の内に喜び躍り出してしまうほどです。

 私たちは、この赦しと喜びの体験にあずかっています。どのようなときにも隠れ家として、守り憩わせてくださる主の恵みと憐れみに浸ることができます。表題に記されている「マスキール」には、「知恵の歌」という意味があります。「分別のない馬やらばのようにふるまう」(9節)のではなくて、聖霊により、神の知恵に教えられて生きるように、詩人は私たちに勧めています。

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