月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年11月27日(水)

出エジプト29章 職務遂行のための聖別

アロンとその子らの任職式を行う。…アロンとその子らは手を雄牛の頭に置く。(出エジプト29:9-10)

 祭司の任職の際には贖罪の献げ物、焼き尽くす献げ物、和解の献げ物の三つが要求されましたが、いずれの場合もまず動物の頭に手が置かれ、それから屠られました。そうすることによって祭司自身の罪が動物に移されたと見なされ、自らが受けるべき罪の裁きを逃れることができました。この犠牲があって祭司は初めて、聖別された者として職務を果すことができたのです。

 キリストは神の小羊として、私たちの罪を背負い、神の裁きを代わりに引き受けてくださいました。大切なことは、犠牲には裁きを回避するだけではなく、私たちを聖別するという二重の目的があるということです。「聖別」とは、神の御用のために特別に取り分けることを意味します。

 ですからキリストの血の犠牲によって救われた私たちは誰もが、キリストの一切の権威と使命を委託された者として聖別されていることを覚えましょう。「キリストが、わたしたちのためにご自身をささげられたのは…良いわざに熱心な選びの民を、ご自身のものとして聖別するためにほかならない」(テト2章14節口語)。

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