月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年12月6日(金)

ローマ10章 口で告白する信仰

実に、人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです。(ローマ10:10)

 生まれつき言葉の不自由なお子さんを持ったお母さんがいました。障がいがあっても我が子は我が子。毎日あふれる愛情を注ぎ、暖かい言葉をかけて育てました。けれども、たった一つ、母親には満たされない思いがありました。一度でいいから、「お母さん」と呼んで欲しい。自分の愛に、この子が「お母さん」と言って反応してくれること。それだけでわたしは満たされる、親子の絆を二度と疑うことはない、と。

 私たちの心をお見通しの神なら、わざわざ人前で言う必要などないでしょう。そうかもしれません。けれども、聖書の神と私たちの関係はその程度の関係でしょうか。

 信じるすべての人を何とか救おうと(4節)、まるでお母さんが赤ちゃんの口元へ食べ物をスプーンで運ぶように、御子キリストは人となってこの世に降りてこられました。そして、命をかけて御自分の言葉を私たちの口元に、心に、届けてくださいました(8節)。

 その命がけの神の愛の言葉に、どうして無反応でおれましょう。「神さま、信じています」と心から語る一言を、主は待っておられます。

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