月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年12月13日(金)

ローマ13章 キリストを身にまとう

夜は更け、日は近づいた。だから、闇の行いを脱ぎ捨てて光の武具を身に着けましょう。(ローマ13:12)

 制服にせよ、ユニフォームにせよ、身に着けると何となく気が引き締まるものです。独特な一体感と使命感が生まれます。

 あなたたちは「主イエス・キリストを身にまといなさい」とパウロは言っています(14節)。古代教会では、洗礼時に文字通り衣服を脱ぎました。そして、水から上がると白い着物を着せられたのです。これまでの生活を象徴する「古い自分」を脱ぎ捨てて、イエス・キリストを表す白い衣を着るためです。

 キリスト者にとって重要なのは、この世の職業や身分を表す服装ではありません。私たちは所詮、裸で生まれた土の器にすぎないからです。けれども、イエス・キリストをまとう時、私たちは神の愛・きよさ・栄光に包まれます。この制服に恥じない生き方をしようと奮い立つのです。

 ひたすら立身出世と欲望を追い求めたアウグスティヌスは、ある時、手元の聖書を開いてこの箇所を目にします。「読み終えると、たちまち平安の光とも言うべきものが、わたしの心の中に満ちあふれて、疑いの闇はすっかり消え失せた」。キリストを着た人間の誕生です。

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