月刊誌リジョイス 聖書日課 2013年12月15日(日)

詩編40編 走り寄る神

悪はわたしにからみつき、数えきれません。
わたしは自分の罪に捕えられ
何も見えなくなりました。
その数は髪の毛よりも多く
わたしは心挫けています。
主よ、走り寄ってわたしを救ってください。
主よ、急いでわたしを助けてください。(詩編40:13-14)

 詩人の救いは、彼一個人の体験に終わるものではありません。死の淵に喘いでいた者が主を賛美するのですから、それを見て、多くの人も主を崇めるようになります。詩人の祈りもここにあります。「御救いを愛する人が主をあがめよといつも歌いますように」と(17節)。

 その賛美を引き起こすために、詩人は語ります。「あなたは生きて働かれる神です。計り知れないご計画をもってわたしたちを導かれます。ですからいつも大いなる集会であなたの真実と救いを語り、慈しみとまことを隠さずに語りました。また語り続けます」と。

 詩人は自らの罪をも告白しています。「わたしの罪はあなたの御前に大きく、からみつき、数えきれず、わたしは心挫けている貧しい者です」と。そして、罪の自覚のなかから、「主よ、急いでわたしを助けてください」と祈り、「わたしの神よ、速やかに来てください」(18節)と走り寄る神を待っています。

 詩人の叫びを、主は身を傾けるようにして聞き留められます。主を待ち望む者は、詩人に合わせて、必ず、新しい救いの歌を歌います。

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