月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年1月23日(木)

レビ11章 聖なる者となりなさい

わたしはあなたたちの神になるために、エジプトの国からあなたたちを導き上った主である。わたしは聖なる者であるから、あなたたちも聖なる者となりなさい。(レビ11:45)

 レビ記11章には、細かな食物規定が記されています。食べてよいものといけないものが区別されています。新約時代には、この食物規定は意味をなしません(使11章のペトロの幻を参照)。しかし旧約時代には、毎日毎日の食事が、「聖なる者」としての自覚を磨く訓練でした。

 「わたしは聖なる者であるから、あなたたちも聖なる者となりなさい」と、神は言われます。しかし、実は「聖」とは自明ではありません。清いものと汚れているものの線引きは、偶像崇拝を行う民の食事の区別とか、衛生面での配慮とか言われますが、よく分かりません。

 大切なことは、聖なる神が「聖である」と定めることに、ただ聴き従っていくことへと私たちが招かれているということです。「神が聖であると言われるからには聖なのだ」と、神の判断に自らを合わせていく。そこに神の聖にあずかる道が開けるのです。

 私たちは今、聖なる神が「聖である」と定めてくださった書物を手に取っています。ここから毎日毎日の霊の糧を得るなら、私たちの聖への道も必ず開かれることでしょう。

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