月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年2月23日(日)

詩編48編 神の都で主を覚える

聞いていたことをそのまま、わたしたちは見た
万軍の主の都、わたしたちの神の都で。
神はこの都をとこしえに固く立てられる。
神よ、神殿にあってわたしたちは
あなたの慈しみを思い描く。(詩編48:9-10)

 この詩は、エルサレムの都に目を向けています。その都は小さく、特別立派だというわけではありません。けれども、そこは主の御臨在が示される場です。

 詩人は歌います。「その城郭に、砦の塔に、神は御自らを示される」(4節)。王たちがそこを攻め上ろうとしても、かえって主の御臨在にひるみ、恐れ、逃げ去ります(5、6節)。その都を前にして詩人は、耳で聞いていた御業、かつて神がなされたイスラエルの救いの御業が確かであることを覚えます(9節)。あるいはその都にある神殿の礼拝で、歴史における神の救いの御業を思いめぐらします(10節)。そして、神の民たちに、同じように神の都を通して、主の御業を覚えて後の代に語り伝えるように勧めます(14、15節)。「神はこの都をとこしえに固く立てられる」と。

 きょう、教会でなされる礼拝も、世の人びとから見たら、ただ人が集まっている集会にしか見えないかもしれません。しかし、そこに主は御臨在くださいます。ですから、主の御業を覚え、私たちを導かれる神を私たちは賛美するのです。

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