月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年3月4日(火)

エズラ2章 戻ってきた人たちは

捕らえ移された先から上って来たこの州の人々は次のとおりである。…祭司、レビ人、民の一部、詠唱者、門衛、神殿の使用人はそれぞれ自分たちの町に住んだ。イスラエル人は皆それぞれ、自分たちの町に住んだ。(エズラ2:1,70)

 カタカナの名前が次々と出てきます。それにそれぞれ何人なのかという人数の連続。読み飛ばしそうになりますが、バビロンからの帰還者の大切な名簿です。神に心を動かされて最初に帰還した人たちは42,360人です。特に注目したいのは、祭司、レビ人、詠唱者、門衛、神殿使用人たち、神殿の礼拝に直接関係する人たちが約12パーセントもいる事実です。神殿を建てる大きな目的のためです。

 氏族の中で最初に出て来るのはパルオシュ一族です(3節)。パルオシュは蚤という意味です。ダビデは、自分を指して蚤と言ったことがありました(サム上24章15節)。次々と名前が出て来る人たちは、神の御前に小さな一人ひとりと言えるでしょう。帰還の目的は、神の民が本来の役割に生きるためです。昔も今も、神の民が救われるのは、祭司の王国、聖なる国民となるためです(出19章3〜6節、1ペト2章9、10節)。

 私たちは歴史の中で名前も残らない小さな者ですが、神の御許に戻ることを許されたのは、神の憐れみと恵みを広く伝えるためです。

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