月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年4月9日(水)

列王上11章 心の迷いと神の憐れみ

彼には妻たち、すなわち700人の王妃と300人の側室がいた。この妻たちが彼の心を迷わせた。(列王上11:3)

 ソロモンの繁栄の時代の後、11章には、続く12章で語られる王国の分裂の原因が語られます。11章1〜13節には、神に対するソロモンの背信が語られ、14〜25節では、外部の敵対者の登場が語られ、26〜40節では内部分裂の首謀者であるヤロブアムが登場します。そして41〜43節にはソロモンの死と後継者レハブアムの名が語られます。ソロモンの知恵と神の祝福を3〜10章にかけて聞いてきただけに残念です。

 ソロモンの罪は、結婚に起因していました。申命記17章17節に「王は大勢の妻をめとって、心を迷わしてはならない」と語られていました。しかし、ソロモンは近隣諸国の女性を愛し結婚します。その結果、異教の神々がイスラエルに持ち込まれ、偶像礼拝が引き起こされました。

 ソロモンが多くの女性たちにより心を迷わされ、罪を犯したことは神の裁きに値します。それでもなお、神は憐れみを示されます。事実、都エルサレムはダビデ王家に残されました。神は悔い改めの機会を残し、御自身へと立ち帰る者を待ち続けてくださいます。

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