月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年5月5日(月)

列王下3章 あなたがそこにいるゆえに

エリシャは言った。「わたしの仕えている万軍の主は生きておられる。わたしは、ユダの王ヨシャファトに敬意を抱いていなければ、あなたには目もくれず、まして会いもしなかった。」(列王下3:14)

 北イスラエル王国に反旗を翻したモアブを討つため、ヨラム王は南ユダ王国のヨシャファト王に援軍を願いました。ヨラムが息子の嫁の兄にあたるという親戚関係でありました。しかし、この連合軍は深刻な水不足に陥り、主の御旨を伺うことにしました。

 ヨシャファト王は、ヨラム王に預言者エリシャを呼んで、主の御旨を尋ねるように勧め二人はエリシャのもとを訪ねるために下っていきます。

 ところが、エリシャはヨラム王に厳しい態度をとります。しかし、神を信じているヨシャファト王がそこにいたので、エリシャは願いを受け入れています。「風もなく、雨もないのに、この涸れ谷に水が溢れ」ることで問題が一気に解決するだけでなく、モアブ戦にも勝つことを預言しました。

 このことは、とても示唆に富んでいます。一人の信仰者の存在のゆえに、主に願うことが可能になり、祝福をもたらしたからです。

 一人のキリスト者という小さな存在は、何の役にも立たないのではありません。あなたの存在のゆえに、主がしてくださることがあります。このことをどうか忘れないでいてください。

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