月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年5月13日(火)

列王下8章 主の憐れみは続く

しかし、主はその僕ダビデのゆえに、ユダを滅ぼそうとはされなかった。主は、ダビデとその子孫に絶えずともし火を与えると約束されたからである。(列王下8:19)

 小さな火であっても、それがしばしば大火事の原因になることがあります。ユダの王ヨラムの父ヨシャファトは、統一王国の再現は不可能にしても、二つの王国が融和して歩むことを目指したようで、アハブ王の娘アタルヤを息子の妻に迎えました。

 母の影響が子に及ぶ実例が数多く聖書には登場しますが、妻の影響が夫に強く及んだ例がここにあります。ヨラム王は北イスラエルのオムリ王朝のように異教礼拝に走ったのでした。さらにその息子のアハズヤ王も父母にならったのです。

 すでにこの時点で燃えさかり破壊する火になっていることが分かりますが、11章までいきますと、ダビデの血筋が絶えてしまうと思われるぐらいの大火事になってしまいます。

 しかし、神の憐れみはダビデの家に注がれ続けていました。救い主がダビデの子孫に生まれるからです。神は小さなともし火をともされ続けます。そして時至って、すべての人を照らす真の光であるイエス・キリストをこの家系に誕生させてくださいました。神の計画は何と偉大なのでしょう。

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