月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年5月16日(金)

ヘブライ8章 新しい契約

しかし、今、わたしたちの大祭司は、それよりはるかに優れた務めを得ておられます。更にまさった約束に基づいて制定された、更にまさった契約の仲介者になられたからです。(ヘブライ8:6)

 主イエスは、旧約の大祭司が雄牛や雄山羊の血によって償いの働きをしたのに対して、御自身の血を注ぐことによって神と人との間に和解をもたらし、「はるかに優れた務め」を果たされました。このヘブライ人への手紙では、これを、「『新しい契約』が結ばれる日が来る」と預言した預言者エレミヤの預言の成就と捉えています。

 旧約の時代には、モーセを通して律法が示されました。しかし、民の不従順により、人はこの律法による救いにあずかることができませんでした。そこで神は、次にもっと優れた救いを用意してくださったのです。それが、この主イエス・キリストによって私たちにもたらされた新しい契約でした。

 この新しい契約は、「彼らの心にそれを書きつけよう」と言われているように、無理に戒めに従わせるようなものではありません。また、この契約は、神の側が「わたしは、彼らの不義を赦し、もはや彼らの罪を思い出しはしない」と言われているように、罪の赦しによって立てられる契約です。私たちの救いは、この新しい契約がなければ、決して実現していなかったでしょう。

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