月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年5月25日(日)

詩編60編 立ち帰らせてください

神よ、あなたは我らを突き放し
怒って我らを散らされた。
どうか我らを立ち帰らせてください。(詩編60:3)

 詩人は、主が私たちを突き放し、散らされたと記しています。突き放された原因は、何だったのでしょう。それは、彼らが主の御心から離れ、主ご自身から離れて生きたことでした。世のあらゆる問題は、主から離れて生きることに起因しています。

 聖書は、私たちが造り主を離れて生きる時には死と呪いが、主につながって生きる時には恵みと命が与えられることを教えています。民は、そのことを知っていたはずですが、それでも主から離れてしまうところに、罪の恐ろしさがあります。

 その罪と向き合いながら、詩人は、「立ち帰らせてください」と祈っています。自分から離れたとしても、また、神のもとに立ち帰ることができる、と詩人は信じています。さらに詩人は、我らを突き放すのではなく、「我らと共に出陣してくださらないのか」と、神に問うています(12節)。詩人は、戦いの中にあって、神から離れては生きていけないことを身に沁みて悟ったでしょう。

 私たちは、どのような中にあっても、「立ち帰らせてください。共に戦ってください」と神に祈ることができます。

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