この時代のユダは見せかけの繁栄に酔い、1、2節にもあるように、弱者が虐げられて、権力者が人びとの土地を奪い、家々をむさぼっていました。人間は、本来神の栄光を現す存在でなければなりません。しかし彼らは、神の栄光を現すどころか、私利私欲に走っていたのです。このような現実に、神がどうして、裁きを与えられないことがあるでしょうか。神は決して、不義をそのまま見逃されるようなお方ではありません。実際に土地は奪われ、神に背く者の手に渡されて、ユダヤの民は、打ちのめされてしまいます(4節)。ヤコブよ、わたしはお前たちすべてを集め
イスラエルの残りの者を呼び寄せる。
わたしは彼らを羊のように囲いの中に
群れのように、牧場に導いてひとつにする。
彼らは人々と共にざわめく。(ミカ2:12)