月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年6月22日(日)

箴言8章 神の知恵を求める

わたしによって王は君臨し
支配者は正しい掟を定める。
君侯、自由人、正しい裁きを行う人は皆
わたしによって治める。(箴言8:15-16)

 どんな社会でも、治める権能を神から与えられた為政者には、大きな責任があります。そして治めるためには知恵が必要です。

 ここで「わたし」というのは「知恵」であることが明らかにされています(12節)。しかし、単にこの世で重んじられる知識や賢さのことではなく、「神の知恵」を表しています。神の知恵に支えられ癒やされてこそ、人間の知恵は健全なものとなります。

 本来人間は、創造されたときから、神の被造物を治める責任を与えられました。勝手気ままに支配するのではなく、正しい掟に従って治めなければなりません。また、人は皆、神に立てられた権威(為政者)に従う義務もあります。どちらも神の知恵が要(かなめ)です。

 新約聖書で使徒パウロは、「神の知恵」について、「キリストは、わたしたちにとって神の知恵となり、義と聖と贖いとなられたのです」(1コリ1章30節)と言いました。

 公平で秩序ある平和な世界をつくるためにも、その神の知恵であるキリストを仰ぐ者であり続けたいと願います。

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