月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年6月24日(火)

ミカ5章 小さな民の中から

エフラタのベツレヘムよ
お前はユダの氏族の中でいと小さき者。
お前の中から、わたしのために
イスラエルを治める者が出る。
彼の出生は古く、永遠の昔にさかのぼる(ミカ5:1)

 クリスマスの度にこの御言葉を思い出す方は、たくさんおられると思います。しかし、この御言葉が語られた時代の現実は、5節にあるように「彼らは剣をもってアッシリアの国を、抜き身の剣をもってニムロドの国を牧す。アッシリアが我々の国土を襲い、我々の領土を踏みにじろうとしても、彼らが我々を救ってくれる」というような状況にありました。南ユダが諸外国の侵入によって、包囲される時代がくる、それに怯えながら生きなければならないような日々でした。しかし、そのような現実の中で、ミカは、上記の預言をしているのです。

 彼らの現実には厳しいものがありました。しかし、ミカは、この現実の中で、この小さな民の中から、救い主の誕生を預言しているのです。そして、実際に、この預言の言葉は、クリスマスの日に成就したのです。

 人間にのみ頼るなら、そこには失望があります。現実を見れば、絶望するしかありません。人間の目線から見れば人生には苦しみが多く、矛盾もあります。しかし、神にとって、不可能なことは何一つありません。神は現実を超えて働かれるお方です。信頼していきましょう。

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