月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年8月18日(月)

エレミヤ27章 主の求める平和を語る勇気

「首を差し出して、バビロンの王の軛を負い、彼とその民に仕えよ。そうすれば命を保つことができる。どうして、あなたもあなたの民も、剣、飢饉、疫病などで死んでよいであろうか。」(エレミヤ27:12-13)

 同盟国の使者たちが、ユダ王国に派遣され、バビロン帝国に反旗を翻す機運が高まっています。多くの預言者たちが戦争を鼓舞する演説を競って語ります。国中が徹底抗戦に向かって盛り上がっている中で、預言者エレミヤは、主の言葉を告げなければなりませんでした。

 農作業をさせる牛などの首に取り付ける軛を自分の首につけて、それに綱をつないで、「首を差し出して、バビロンの王の軛を負い、彼とその民に仕えよ」と語ります。罪を繰り返していたために、主の僕バビロンの王に与えられたお前たちは、戦いを避けて、彼に仕えなけれならない。そうしなければ、主ご自身が「剣、飢饉、疫病」をもって罰を与え、最後にはバビロン王の手をもって滅ぼすと警告するのです。

 国全体が戦うべきだと騒ぎ立てている中で、降服して戦いを避ける道を主張することは、侮辱や孤立を覚悟しなければならないほどに勇気のいることです。平和を求めることに勇気を必要とする時代になりつつある今日、主の言葉に注意深く聞き従うことが求められます。

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