月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年8月21日(木)

使徒26章 私のようになっていただきたい

パウロは言った。「短い時間であろうと長い時間であろうと、王ばかりでなく、今日この話を聞いてくださるすべての方が、私のようになってくださることを神に祈ります。このように鎖につながれることは別ですが。」(使徒26:29)

 私たちは、こう言ったらどうなるだろうか、今はこれを言うべき時だろうかと悩んでしまうことがあります。もちろんそのように相手を慮ることも大切ですが、時にそれを越えるものを私たちキリスト者は与えられています。

 パウロはこの時、総督フェストゥスや、アグリッパ王、千人隊長や町の主だった人たちに取り囲まれていました。しかし、そこで彼が語りだしたのは、自己弁明というよりは、自分のユダヤ人としての信仰と、その信仰が主イエスとの出会いにおいて、より正しいものに作り変えられたこと、主イエスの復活を信じることといった信仰の言葉でした。そしてフェストゥスから「頭がおかしい」と言われても、アグリッパ王から「わたしを…キリスト信者にしてしまうつもりか」と憤慨されても、全く動じていません。むしろ、彼は「私のようになってくださることを神に祈ります」と答えます。そして「鎖につながれることは別ですが」と冗談さえ語ります。彼は全く穏やかに軽妙に、しかし、確信をもってキリストを信じる「私」と同じになってくださいと語ります。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2014 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.