月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年9月18日(木)

マルコ3章 遣わされるために

イエスが山に登って、これと思う人々を呼び寄せられると、彼らはそばに集まって来た。そこで、十二人を任命し、使徒と名付けられた。彼らを自分のそばに置くため、また、派遣して宣教させ、悪霊を追い出す権能を持たせるためであった。(マルコ3:13-15)

 主イエスは、十二人の弟子を集め、使徒と名付けられました。十二使徒の誕生です。これは、イスラエル十二部族に代わる新しい革袋(2章22節)でした。

 十二人が自ら志願したわけでも、また、特別な才能を持った者たちが集められたわけでもありませんでした。漁師であったペトロもいれば、ローマ帝国への反旗をかかげる熱心党のシモンもいます。仕事も背景も異なる者たちばかりですが、この多様な顔ぶれを、主イエスご自身が選ばれたのでした。

 なぜこの十二人が選ばれたのかは、ただ主のみが知るところです。しかし、選ばれた理由は分からなくても、選ばれた目的は私たちにも明らかです。それは、主イエスによって遣わされ、宣教の働きをするためでした。そして、そのために彼らは特別にそばに置かれ、訓練されたのでした。

 私たちも、神によって選ばれ、キリスト者とされています。特別な才能はないかもしれません。しかし、神は選ばれた者を遣わしてくださいます。私たちも主の弟子となって主から派遣されて、世に生かされています。

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