月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年10月17日(金)

マルコ13章 崩されることのない神殿

イエスが神殿の境内を出て行かれるとき、弟子の一人が言った。「先生、御覧ください。なんとすばらしい石、なんとすばらしい建物でしょう。」イエスは言われた。「これらの大きな建物を見ているのか。一つの石もここで崩されずに他の石の上に残ることはない。」(マルコ13:1-2)

 そのとき弟子の一人は荘厳なエルサレム神殿を見ながら感嘆の声を上げます。確かにそれはエルサレムにあってひときわ立派な建物でした。しかし、主イエスは、「これらの大きな建物を見ているのか。一つの石もここで崩されずに他の石の上に残ることはない」と答えられます。

 この主イエスの言葉は、エルサレム神殿の崩壊の予告であるとともに、新しい神殿の建設の予告でもあります。礼拝することを求めておられる主は、それに代わる何かを準備することなしには、礼拝の器を朽ち果てさせることはなさいません。

 主が備えてくださる新しい神殿では、もはや羊や山羊を殺して犠牲として献げる必要はありません。永遠の大祭司によって神の小羊が完全な犠牲として献げられているからです。異邦人の庭や婦人の庭という区別もなく、誰でも境内に、いや聖所に入ることさえできます。

 わたしたちは、キリストの十字架によって建てられた崩されることのない神殿で、再び主が来られるときまで霊と真理をもって礼拝を献げ続けるのです。

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