月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年11月17日(月)

ダニエル10章 人の子が力づけてくれた

人のようなその姿は、再びわたしに触れて力づけてくれた。彼は言った。「恐れることはない。愛されている者よ。平和を取り戻し、しっかりしなさい。」(ダニエル10:18-19)

 9章から数え3年、「ペルシアの王キュロスの治世第3年」、即ち紀元前536年のことです。既に帰還民の第一陣はエルサレムへと帰りましたが、ダニエルと他の多くの者はまだ残ったままでした。

 その間、ダニエルは3週間もの長きにわたる断食をして、必死に嘆きの祈りをささげていました。「その3週間は、一切の美食を遠ざけ、肉も酒も口にせず、体には香油も塗らなかった」ほどでした(3節)。彼が相当な祈りの後に見たのは、他ならぬ受肉前のキリストそのお方だったのです。

 人の子キリストは、「神意を知ろうとし始めたその最初の日から、お前の言葉は聞き入れられて」いると言われました(12節)。主の偉大な幻を見るまでには、かなりの時間がかかりますが、感謝なことに、最初の日から主は聞いてくださっているのです。主は、私たちが祈っている間、天における霊的な戦いを闘い、主の御心に抵抗する勢力を打ち破ってくださいます。その人の子がご自分の口で、「しっかりしなさい」と力づけてくださるので、力を取り戻すことができるのです。

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