月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年12月3日(水)

黙示録6章 終わりのときの艱難

すると、その一人一人に、白い衣が与えられ、また、自分たちと同じように殺されようとしている兄弟であり、仲間の僕である者たちの数が満ちるまで、なお、しばらく静かに待つようにと告げられた。(黙示録6:11)

 堅く封印された巻き物が小羊なるお方によって解かれ、世の終末が予告されます。そこに示されたのは、地上に生きる者が経なくてはならない、まことに辛い大艱難の数々でした。9節にあるようにヨハネは、「神の言葉と自分たちがたてた証しのために殺された人々の魂」を見ています。キリストを宣べ伝えたがゆえに殉教の死を遂げた人たちです。

 彼らは、「真実で聖なる主よ、いつまで裁きを行わず、地に住む者にわたしたちの血の復讐をなさらないのですか」と神に訴えるのですが、その答えが11節に記されています。「すると、その一人一人に、白い衣が与えられ、また、自分たちと同じように殺されようとしている兄弟であり、仲間の僕である者たちの数が満ちるまで、なお、しばらく静かに待つようにと告げられた」のです。

 これを聞いて、ヨハネ自身も迫害の最中に置かれているクリスチャンたちも慰められたに違いありません。しばらく待つとは、死による安息が与えられることでもあり(14章13節参照)、白い衣が与えられることは、信仰により、神の恵みによって永遠のいのちに生きる勝利者として迎えられることを意味しているからです。

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