月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年12月9日(火)

黙示録11章 預言者の試練と希望

3日半たって、命の息が神から出て、この二人に入った。彼らが立ち上がると、これを見た人々は大いに恐れた。二人は、天から大きな声があって、「ここに上って来い」と言うのを聞いた。そして雲に乗って天に上った。彼らの敵もそれを見た。(黙示録11:11-12)

 黙示録11章には、二人の証人が預言を語ったことが記されています。二人は神から遣わされた預言者で、地上において人びとに神の言葉を語りました。

 しかし、7節を見ると、底なしの淵から上ってきた一匹の獣によって二人は殺されます。この獣は教会を迫害する悪魔的な国家を、二人の証人はキリストの証人である神の民(教会)を象徴しています。黙示録が記された時代、ローマ帝国は教会を迫害し、多くのキリスト者が殉教の死をとげました。

 けれども、二人の証人は死んでしまったのではありません。彼らは神から命の息を与えられ、復活して天へと引き上げられます。この世のどのような力も、永遠の命を与えられた神の民を殺すことはできません。

 どのような時代であろうとも、教会が預言者としての務めに生きる時、さまざまな試練を経験します。しかし、神の民には永遠の命と復活の希望が約束されています。私たちはどのような時も、勇気を持って主イエスから委ねられた務めを果たし、御言葉を語り続けます。

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