月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年12月23日(火)

1テサロニケ5章 愛をもって身を守る

しかし、わたしたちは昼に属していますから、信仰と愛を胸当てとして着け、救いの希望を兜としてかぶり、身を慎んでいましょう。(1テサロニケ5:8)

 パウロはパウロ自身とテサロニケの教会の人びと、すなわち神の民たちが直面している困難の背後に、終末の接近を見ています。キリストの再臨は恵みですが、その再臨に伴って「妊婦に産みの苦しみがやって来る」(3節)と言われているように、逃れることのできない苦しみがあるというのです。

 信仰的に眠り込んでしまっているかのような人びとにとって、それは突然襲って来る盗人のように恐ろしいものです。まるで暗闇の中で音もなく近づいて来るようなものだからです。しかし、信仰者にとって、終わりの日の困難は恐怖ではありません。信仰者は光の子、昼に属する者だからです。パウロはその備えについて、きょうのところで戦いに赴く戦士になぞらえています。「信仰と愛を胸当てとして着け、救いの希望を兜としてかぶり」と勧めています。

 こうして私たちは生涯で向かい合うすべての苦しみに対し、愛と信仰と希望をもって備えていくことが許されています。そして、明るい光の中で目覚め、キリストの再臨に備え、終末に伴う困難に備える者とされています。

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