月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年12月28日(日)

詩編83編 全地を超えて、いと高き神

彼らが悟りますように
あなたの御名は主
ただひとり
全地を超えて、いと高き神であることを。(詩編83:19)

 私たちは、まだ神を知らない多くの人びとに囲まれています。神の民イスラエルが、約束の地カナンに入って行った時の状況も同様でした。それゆえに、そこで熾烈な信仰の戦いがあったのです。そうした苦しみの中で訴えた嘆きの言葉が「神よ、沈黙しないでください。…御覧ください、敵が騒ぎ立っています」という言葉であったのです(2、3節)。

 それは私たちも日々経験している戦いと苦悩です。信仰者に敵対する者を前にして詩人の言葉は激しさを増してきます。「わたしの神よ、彼らを車の輪のように、風に巻かれる藁のようにしてください」(14節)。敵を呪う言葉に誰もが躓くかもしれません。

 ところが最後に、そうした思いを超えて、驚くべきことに詩人はこう祈っています。「彼らが悟りますように、あなたの御名は主、ただひとり、全地を超えて、いと高き神であることを」。自分たちの信仰に敵する者たちが、神を知るに至るようにと祈っているのです。考えてみれば私たち自身、以前神の敵であったのに、主キリストにあって罪赦され、神の民とされたのですから。

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