月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年1月21日(水)

ヨシュア9章 生き延びた異邦人

「御覧ください。わたしたちは今はあなたの手の中にあります。あなたが良いと見なし、正しいと見なされることをなさってください。」(ヨシュア9:25)

 主は、カナン地方の住民をすべて滅ぼし尽くすよう、命じておられました(申7章2節)。しかし、その中でも生き延びた異邦人がいました。それはギブオンの住民です。

 イスラエルがアイを占領したと聞いたとき、カナン地方の王たちは皆、集結し一つになってイスラエルと戦おうとしました。しかし、ギブオンの住民はそうはせず、賢く立ちまわりました。彼らはわざと古びた外套や靴を履き、遠くの国からやってきた使者を装いました。そして、主の指示を仰がなかったイスラエルの指導者たちは、その偽りを見抜けず、彼らと和を講じ、命を保証する協定を結ぶのです。

 ギブオン人が欺いたこと、また指導者たちが主の指示を仰がなかったことは、確かに人間的な過ちと言えます。しかし、それにも関わらず、主の裁きが両者に下らなかったのは、ただ主の憐れみによることです。ギブオン人は主に歯向かうのではなく、主を恐れ、自らを「僕」と呼んでへりくだり、必死に命を請いました。そのような信仰の故に、彼らは憐れみを受け、滅びから救われることができたのです。

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