月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年3月7日(土)

マタイ14章 あり余る祝福

すべての人が食べて満腹した。そして、残ったパンの屑を集めると、12の籠いっぱいになった。食べた人は、女と子供を別にして、男が5千人ほどであった。(マタイ14:20-21)

 成人男子の数だけで5千人の胃袋を、5つのパンと2匹の魚で満たした主イエスの奇跡物語の結論部分です。

 弟子たちはパンを配りましたが(19節)、最後には残ったパン屑を集めています。すると残ったパン屑で12の籠がいっぱいになりました。

 預言者エリシャが大麦パン20個で100人の胃袋を満たしたときも、食べきれずに残しています(王下4章42節以下)。スケールは違いますが、どちらの奇跡も主の養いが人間の必要を満たしてなお余りあることを明らかにしています。

 他の福音書によると5つのパンと2匹の魚は少年の弁当でした(ヨハ6章9節)。私たちの差し出す賜物がどんなに小さな物であっても、主イエスは無駄にすることなく、さらに大きな祝福に変えてくださいます。

 この奇跡は、荒野のマナの奇跡の再現であると同時に、「群衆を解散させてください」(15節)と言っていた弟子たちが、配る人・集める人に変えられた奇跡でもあるのです。主イエスから与えられている賜物を無駄にせず、主によって用いられたいものです。

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