月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年4月9日(木)

イザヤ19章 万軍の主の祝福

その日には、エジプトからアッシリアまで道が敷かれる。アッシリア人はエジプトに行き、エジプト人はアッシリアに行き、エジプト人とアッシリア人は共に礼拝する。
その日には、イスラエルは、エジプトとアッシリアと共に、世界を祝福する第三のものとなるであろう。(イザヤ19:23-24)

 アッシリア、エジプトといえば当時の世界の二大国です。このすべてが主のものとなるというのは、何と驚くべきことでしょうか。これほどの世界的な祝福は、旧約の他のところにはないものです。

 イザヤ書2章3節でもエルサレムにやってきて祝福に与かるということまでしか語られていません。救いはエルサレム中心で、とても地の果てにまで及ぶというのではありませんでした。

 しかし、この預言はエルサレムに来るというのではありません。エジプトの町がエルサレムのようになり、世界全体が同じ祝福に与かるとの約束です。そして共に万軍の主なる神に礼拝するという、かつてのモーセの時代の出エジプトのエジプトとは大きな違いです。

 こうして主がアブラハムに与えた言葉が成就します(創12章3節)。この全世界に広がる神の救い、イザヤ書19章から示される祝福は、主イエスによって実現し、完成へと一歩一歩近づきます。もはやかつてのように、わざわざ神殿まで巡礼の旅をすることなく、それぞれの国で、それぞれの町で主を礼拝することができます。「その日」がここにあります。

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