月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年4月30日(木)

イザヤ31章 主に立ち帰れ

翼を広げた鳥のように
万軍の主はエルサレムの上にあって守られる。
これを守り、助け、かばって救われる。
イスラエルの人々よ、あなたたちが背き続けてきた方に立ち帰れ。(イザヤ31:5-6)

 この当時、アッシリアの脅威の下にあるユダは、エジプトを頼りとして、エジプトと手を組んでいこうとしました。そのとき預言者は、私たちには神がおられるのだから、神に従わないでエジプトに頼ろうとするのは不信仰であると指摘しました。

 このような背景の中で、預言者は「あなたたちが背き続けてきた方に立ち帰れ」と語ります。せっかく主の恵みが注がれているのですから、それを無駄にしてはなりません。こうしていかなる困難の中にあっても主に応えることは、主に立ち帰ることです。これが旧約全体の中心的なメッセージです。

 しかし、このメッセージはなかなか民たちに聞き入れられませんでした。この時に限ったことではなく、時代が下り、主イエスが来られたときでさえそうでした(マタ23章37節)。けれども、主を信じ受け入れた者は、この嘆きとはまったく逆となります。それは翼を広げて守られた鳥のように、主からの平安を与えられます。それが主への立ち帰りによってもたらされるまことの安らぎです。

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