主の日に神は、神の民に対する異邦人の罪に「復讐」をなさいます。神は裁くべき諸国の民に向かって告げるようにヨエルに命じます。「諸国の民にこう呼ばわり、戦いを布告せよ。勇士を奮い立たせ、兵士をことごとく集めて上らせよ」(9節)。ここに見られる「戦いを布告せよ」という言葉は、「戦いを聖別せよ」という意味です。聖別するということは、神のものとするということです。この戦いは、神が臨まれ、正義を果たされるものであります。「復讐」ではありますが、そうまでして、神はこれまでの帳尻を合わせようとなさるのです。わたしは彼らが流した血の復讐をする。
必ず復讐せずにはおかない。
主はシオンに住まわれる。(ヨエル4:21)