月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年6月29日(月)

申命記19章 逃れの町

あなたの神、主があなたに与えて得させられる土地のうちに三つの町を選び分けなさい。そして道のりを測り、あなたの神、主があなたに受け継がせられる領土を三つに分け、人を殺した者がだれでもそこに逃げられるようにしなさい。(申命記19:2-3)

 モーセは、意図せず人を殺してしまった人が逃げ込む場所、すなわち「逃れの町」を選び分けるよう指示しました。それは、復讐する者が過失による殺人者に襲いかかり、赦されるべき人の血が流されないようにするためです(4〜6節)。過失による殺人者は、この規定によって命を保証され、その後も神と共に生きていけるようになりました。

 ここで大切なのは、主が過失による殺人者を憐れみ、生かしておられるということです。私たちも、知らないうちに人を傷つけたり、誰かを神のもとから引き離してしまうような罪を犯しているかもしれません。主は、そのような私たちのことも罪なき者とみなしてくださいます。そして、私たちがどれほど罪深くても、愛し、受け入れ、命を保証してくださるのです。そのような御方こそ、私たちの神となってくださっている主イエス・キリストです。

 「逃れの町」を作るように命じ、深い愛と憐れみをあらわしてくださる神、主イエス・キリストこそ、私たちがほめたたえるべき真の神なのです。

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